校長室より
■ 校長挨拶
品川区立荏原第一中学校
校長 黒田 佳昌
令和8年4月1日
令和8年度の重点的な取組について
本校は、教育目標である「共生社会の実現に参画し、社会を力強く生き抜く生徒」の育成を目指しています。そのためには、人権教育を学校経営の柱としながら、生徒が自分(たち)で考え判断し、多様な価値観を持つ他者を理解し、自他を大切にする心や、他者と協働しながら力強く生きることができる社会人となるよう育成していくことであると考えます。そして教育に携わる本校の教員は、10数年後には社会の中心世代となる生徒たちを教育している立場にあります。日々取り組んでいる授業をはじめとする教育活動は、日々見ている生徒が成長して10年先の世の中を変えるかもしれません。学校は社会に働きかける責任があると思っています。
本校ではこの3年間、『生徒が主語の学校づくり』を目指して教育を実践してきました。それは、各教科の授業や市民科学習、学校行事、生徒会活動、部活動など、自分(たち)で考え、協議し、計画を立て、実行する、振り返りをして次に活かすようなPDCAを繰り返しながら、自分(たち)にもできる、学校生活をよりよく変えられる、社会を変えられるという自己効力感をもたせることを目指しています。このような取組を更に推進するとともに、今年度は、「探究的な学習」と「ウェルビーイング教育・レジリエンスの育成」にも力を入れていきます。
「探究的な学習」は、生徒が単に書物やインターネット、地域探索などから得た情報をまとめ発表するだけのものではありません。そこから新たな問いが生まれたり、社会への働きかけへとつながったりするプロセスを意識した学習活動です。生徒が得られた知見に基づいて、解決策を提案したり、実際に社会や地域に働きかけたりします。生徒が各教科で学んだ知識(各教科の見方・考え方)を探究的な学習で活用したり、探究的な学習で得た課題意識が各教科の学習意欲の向上につながったりするような教科横断的な学習ができます。
生徒が学習を進めていく中で、自分たちの住む荏原地区、品川区、東京都を改めて知り、地域の中での問題点や課題を調査し、解決を図るための提言ができるようにします。また互いの意見や提言を共有して学びを深めたり、自己の生き方を構築したりできることを目指していきます。
今年度も地域とともにある学校「コミュニティ・スクール」として、「探究的な学習」や「職場体験」「地域と学ぶ防災授業」「放課後未来塾」「各種検定の試験監督」など、地域の方々や保護者の皆さまにお力添えいただけますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。
更新日:2026年04月13日 11:34:52